はり師・きゅう師(東京有明医療大学)

リハビリ職で働く&目指す先輩のインタビュー

大学卒業後、夢をかなえリハビリ職の専門家として活躍中の先輩や、現在、リハビリ職を目指して大学で学んでいる在校生にインタビュー。仕事のやりがいや、この進路を選んだ理由、学校選びのポイントなどをうかがいました。 「先輩たち」の生の声を進路選びの参考にしてください。

リハビリ職を目指す学生インタビュー
はり師・きゅう師編

鵜瀞 和沙先輩

中学生からの夢だったはり師・きゅう師への道
身体の痛みで悩んでいる患者を助けたい

東京有明医療大学
保健医療学部
鍼灸学科4年
鵜瀞 和沙先輩

講義を通じて東洋医学の面白さを実感
豊富な実習で鍼灸技術の向上をめざせる

母が近所の鍼灸院に通院しており、幼いころから一緒に行っていたのではり師・きゅう師は身近な職業でした。中学1年生のとき、登校時の荷物の重さが原因の肩こりに悩まされて、初めて鍼治療を体験したところ、肩がすっと軽くなり、鍼の効果を実感しました。私も身体の痛みや辛さで悩んでいる人を助けたいという思いが芽生え、はり師・きゅう師になることを決めました。

東京有明医療大学のオープンキャンパスには、中学から高校で10回ほど足を運びました。先輩方も優しく、アットホームで明るい雰囲気がいつも感じられる憧れの大学でした。私も安心して勉学に打ち込める環境で先輩方のように人としても成長したい、そんな思いからこの大学を志望しました。

構内で紹介したい場所は5階のSAKURA GARDENです。ベンチでおしゃべりをしたり、お弁当を食べたりとのんびりした時間を過ごせます。春には桜が咲くなど景観も綺麗で、勉強や実習の間の気分転換に最適です。また、鍼灸センターも自慢の施設です。大学に附置された鍼灸診療専門の施術所で、地域の方にご利用いただいています。曜日ごとに婦人科系疾患、スポーツ疾患などを専門にする先生が治療を行っており、私たち学生も臨床実習で学ばせていただいています。実際に患者さんと接することで、診療技術だけでなく、コミュニケーション力も養える貴重な経験の場です。

印象に残っている講義は1年次に受講した「東洋医学概論」です。東洋医学の概念や専門用語をわかりやすく学ぶことができ、鍼灸センターで実際にあった症例を基にした講義がとても参考になりました。西洋医学が症状の改善に焦点を当てるのに対し、東洋医学は身体全体を診て根本的な改善をめざすところが特徴です。例えば、鼻水が出ているとき、西洋医学なら耳鼻科で局所の治療を行いますが、東洋医学は肺をはじめとした呼吸に関わる臓器を含めて問診や身体診察をし、全身的な施術を行います。症状に対してどのようなアプローチが最適か、施術者自身が考えられることがこの職業ならではの面白さだと感じます。

卒業後は、鍼灸施設での就職が決まっているので、まずは鍼灸に関わる全般的な知識や技術をさらに磨きたいです。その後、より専門性の高い職場で自分ならではの強みを見つけ、いずれは開業したいと考えています。はり師・きゅう師は目に見える症状だけでなく、患者さんの生活や性格などの個別性に合わせた施術ができます。私も患者さんとのコミュニケーションを大切にし、内面からサポートできるはり師・きゅう師をめざしています。高校生の皆さんにとってはり師・きゅう師は身近な職業ではないかもしれませんが、人との関わりが好きな方や、自分で考えて挑戦することに面白さを感じる方にはぜひ東京有明医療大学に来てほしいですね。

身体には約360個のツボがあります。それらをすべて覚えることがはり師・きゅう師への第一歩です

キャンパスおすすめスポット

図書館前ラウンジ

吹き抜けの図書館前ラウンジは学修スペースになっています。集中できる環境で課題や自習ができます。

SAKURA GARDEN

5階の桜の木が植えられた空中庭園は息抜きにぴったり。友達とランチをしたりおしゃべりが楽しめます。

東京有明医療大学 保健医療学部

住所:〒135-0063 東京都江東区有明2-9-1
電話番号:03-6703-7000
募集定員:鍼灸学科 60名/柔道整復学科 60名