合格ガイド2027 巻頭特集 大学訪問記&私のキャンパスライフ

ena看護スタッフが行く!大学訪問記&私のキャンパスライフ

順天堂大学
医療看護学部(浦安キャンパス)

1838年(天保9年)に設立の日本最古の西洋医学塾の流れをくむ順天堂大学。医療看護学部も、1896年(明治29年)に開設された看護婦養成所から130年という長きにわたり、伝統的な『仁』を基本とした看護教育を行ってきました。浦安キャンパスでは、今もなお進歩を感じさせる学びと、人間愛を尊重する伝統的な価値観が息づいています。

順天堂大学

大学院医療看護学研究科
医療看護学部 教授
寺岡 三左子先生 × ena歯学 薬学 看護 市川 貴之

浦安キャンパスに通うみんなの共通点は
「仁」の精神を重んじること

市川

通常であれば1学年あたり220名もの学生が集まると喧噪に包まれそうなものですが、キャンパス全体に落ち着きを感じられるのは土地柄や校風に理由がありそうですね。

寺岡

おっとりした学生が多いようでいて、クリエイティブな提案をしてくる学生もおり、実に学生全体のバランスが取れている学部です。多くの学生がそれぞれに目標を持って学んでおり、ディスカッション形式の意見交換にも慣れている姿には感心させられます。キャンパスがあるエリアは、新浦安駅からすぐの附属病院(通称 浦安病院)が当地域の基幹病院として医療と看護を提供しています。周辺に住まわれている方々の温かい心遣いが学生たちのキャンパスライフに良い影響を与えているのかもしれません。

市川

入学者の受け入れ方針であるアドミッション・ポリシーには、学是として「仁」という言葉がありますね。この言葉はどういった意味を持っているのでしょうか。

寺岡

『人在りて我在り、他を思いやり、慈しむ心、これ即ち「仁」』という意味を一語に込めたものです。思いやりと奉仕の心を持ち、隣人と協調しながら感性と倫理観を磨いていきなさいという教えに例えることができます。学問によって知識を蓄えることは必要ですが、看護師は病気を診るだけにとどまらず、患者さんの生活背景から問題を見通す人間力が求められます。そこには、人と人との間にある共感こそが必要なのです。

国試対策と同じくらい重要なポイントは
卒業後の可能性を広げられる体験の機会

市川

医療看護学部では看護師と保健師のダブル資格に加えて助産師も目指せます。卒業生は浦安病院での就職が多くなるのでしょうか。

寺岡

浦安病院に限らず、多くの学生は自ら希望して附属病院へ就職します。また、地方から進学して故郷の病院を選ぶ学生や、専門性をより高めるため大学院に進む学生もいます。学生本人の多様な選択肢を尊重したいので、附属病院への就職は必須とはなっておりません。受験生の皆さんも卒業後のやりたいことを考えながらぜひ入学してほしいです。

市川

附属病院以外の就職でも構わないとなると選択肢が広がりますね。先生がお考えになる医療看護学部の魅力とはどんなところでしょうか。

寺岡

オープンキャンパスなどのイベントで聞こえてくるのは、教員と学生の距離が近いというコメントです。確かに私もこの学部の特長だと感じています。指導する立場の教員であっても、学生の視点に立って学業や学生生活のアドバイスをする大学は他にないかもしれません。

市川

通常であれば進学指導がメインとなるアドバイザー制度が4年間の大学生活全体に対する支援として活かされているのですね。

寺岡

その通りです。1名の教員が10名程度の学生を受け持ち、履修する授業から資格取得に向けた学習方法までアドバイスします。さらには普段の生活もサポートできるよう体制が整っているので、学生一人ひとりが持つ原石を磨き上げられる体験や学びを勧めて、卒業後、学生本人が望む道を選べるよう力添えしています。

最新設備の導入には大切な意味がある
限られた学びで目指す技術の向上

市川

病棟を模したシミュレーターや学内設備に新しいテクノロジーを導入している点も魅力に感じました。ここではどのような授業が受けられるのでしょうか。

寺岡

最新のシミュレーターや学内設備は、座学だけでは決して身につかないリアリティが教育の現場には必要不可欠という考えのもと導入されました。授業や短期間の実習では気づけないのですが、就職後に必ず直面する「壁」があります。学生のうちから臨床現場に近い環境で実践力向上を目指す必要があると考えます。今後の医療業界は患者さんの権利保護や医療安全の面で現場での実習がさらに難しくなる可能性があります。私たちもそれに備えて学びの質を上げる必要性があるのです。

市川

普段の授業でもタブレットで撮影した内容を共有する授業が当たり前のように行われているそうですね。

寺岡

それだけでなく事前に配信した動画を予習してから授業に臨むスタイルが今では定番です。文字だけでは理解しにくい実践場面をイメージするために動画で学習するのが適切だと考えています。

市川

私が所属する校舎にも順天堂大学を目指す生徒がいます。実際に校舎を見学しお話を伺ったことで改めて順天堂大学に入学してほしい気持ちが強まりました。

寺岡

ありがとうございます。順天堂は健康総合大学としてのネットワークが強みです。現場には多くの卒業生がいますので、学生たちは実習先で卒業生から指導を受けることができますし、また就職してからも、つながりは広がるでしょう。本学には歴史とともに、常に進化し続ける環境が多くありますので、ぜひ志望校に選んでほしいです。

シミュレーション教育研究センター
シミュレーション教育研究センター

他グループの実習風景をリアルタイムで共有しながら技術の向上を図る最新のシミュレーター環境が整っています

母性看護実習室
母性看護実習室

リアリティを追求した保育器の導入には、現場に立つ前の徹底した備えが必要だとする指導方針が反映されています

資格(保健師・助産師)
資格(保健師・助産師)

最大3つの国家試験受験資格(看護師、保健師、助産師)を取得することができます

医学部附属病院
医学部附属病院

それぞれに特色のある機能を備えた附属病院での臨地実習で、看護の実践力を身につけることができます

32番教室
32番教室

ひと学年全員が一斉に着席できるクラシカルな階段教室は元講堂として使用されていました

市川先生の注目ポイント

就職した後でも学びを継続するのが看護師の仕事。グループとしての規模感と選択肢の広さはきっと強みになるはずです。

学校情報

医療看護学部(浦安キャンパス)

住所 〒279-0023 千葉県浦安市高洲2-5-1
電話 047-355-3111(代表)
アクセス情報 JR京葉線新浦安駅よりバスで5〜10分
10番系統 みなと南行
19番系統 高洲海浜公園行
「順天堂大学入口」下車徒歩2分

植草学園大学

創立121年の植草学園に2025年、看護学部が新設しました。本学の建学の精神「徳育」を基盤に、あらゆる人々が地域で自分らしく暮らせる「地域共生社会」の実現に貢献する看護師・保健師を育成します。千葉医療センター内椿森キャンパスは東千葉駅からも近く、国立病院機構千葉医療センターと渡り廊下で直結しており、専門教育の拠点として最適な環境です。国立病院機構をはじめ地域医療機関と密に連携し、地域に密着した教育を行います。

植草学園大学
中上 翔耀 先輩

祖父の入院で知った看護師という職業。
患者さんにも家族にも親身な姿に憧れて

看護学部 看護学科1年 中上 翔耀 先輩

悲しいときに寄り添ってくれた看護師さん
小学生のころの夢が今の自分に繋がっている

 私は小学生のとき、祖父の入院をきっかけに初めて「看護師」という職業を知りました。祖父はある日、脳の血管が突然切れて倒れ、一命は取り留めたものの、後遺症で思うように体を動かせず、話すことも難しくなってしまいました。お見舞いに行ったとき、久しぶりに会った祖父は、私の記憶の中にいた祖父とは大きく変わっていました。ほとんど寝たきりの状態で、体に力が入らず、話すこともできなかったのです。これまでの祖父の姿はそこにはなく、私はとても悲しくなりました。そんな中祖父に話しかけていると、看護師さんは私を励ますように最近の祖父の様子をたくさん教えてくれて、祖父だけでなく私の家族にも親身に接してくれました。また、看護師さんの笑顔が私や家族の不安を和らげてくれました。祖父だけでなく家族にも寄り添いながら、安心感を与えてくれた看護師さんに強く憧れて、私は看護師として働くことを考えるようになりました。小学生のときにできた目標を、今、私は目指しています。

一人で抱え込まないで! 相談しながら向き合えば、
自分の将来が見えてくる

 看護の道を志すみなさんに、エールを送ります! これから進路のことや将来のことなどで、悩むことも多いと思います。時にはとてつもなく高い壁につき当たるかもしれません。そんなときに大切なのは「一人で抱え込まないこと」です。先生や友達、家族に相談をしながら悩みに向き合うことで、きっと自分の将来が明確に見えてくると思います。また、自分が悩んでいることを声に出すことで、その悩みを客観的に見つめることもできます。
 そして、自分がなぜ看護師を目指そうと思ったのか、その初心を忘れないでください。看護師になりたいという強い思いは、困難を乗り越える力になります。今、学んでいることは、将来の自分に必要となる力をつけるための大切な一歩です。皆さんの努力は決して無駄になりません。自分を信じ、目標に向かって一歩ずつ前進してください。看護師を目指す皆さんと、この大学で一緒に学べることを心から待ち望んでいます。

片桐 聖莉奈 先輩

住み慣れた地域で医療を受けられることの大切さを実感。今度は自分が「支える側」になりたい

看護学部 看護学科2年 片桐 聖莉奈 先輩

幼いころお世話になった病院が閉院
地域医療を支える一員として貢献したい

 私が看護師を目指そうと思ったきっかけは、幼いころの経験にあります。幼いころは体が弱く、よく熱を出して病院に通っていました。不安や痛みを感じることも多くありましたが、そのたびに看護師さんが優しく声をかけてくれて、安心して治療を受けることができました。私の体調だけでなく気持ちにも寄り添い、笑顔で接してくれた姿が今でも印象に残っています。しかし、長年お世話になっていた病院は、人手不足の影響で閉院してしまいました。その出来事を通して、地域医療を支える看護師の存在の大きさと、安心して通える病院がなくなることは、患者さんにとって大きな不安に繋がると実感しました。
 この経験から、私も誰かの不安を和らげ、安心を与えられる看護師になりたいという思いが強くなりました。また、医療現場の人手不足という課題にも向き合い、地域医療を支える一員として貢献したいと考えるようになりました。患者さん一人一人の気持ちに寄り添い、信頼される看護師を目指して努力していきたいです。

学習面で不安を感じたら気軽に相談できる
とても学びやすい大学です

 これから看護師を目指すうえで勉強や実習に不安を感じることがあると思います。私自身も実習前は「うまくできなかったらどうしよう」「患者さんとうまく関われるかな」などたくさんの不安がありとても緊張しました。でも、実際に実習に行くと、病院の看護師さんたちは一つ一つ丁寧に教えてくださり、安心して学ぶことができました。自分が考える看護にアドバイスをいただき、実践することもできて、充実した実習となりました。
 また、大学の先生にも相談しやすい環境が整っているので、分からないことや不安なことがあればすぐに相談でき、安心して学びを進めることができます。一人で悩みを抱え込まず、周りの先生や指導者の方を頼りながら、一歩ずつ成長することができるはずです! 大変なことも多いですが、やりがいや達成感も多く、きっと自分自身の成長に繋がるはずです。皆さんが看護の道を目指す同志になってくれることを期待しています!

1年次から看護の実践を学べる楽しさと不安
事前学習とその場から学ぶ大切さ!

吉田さん(1年生)

演習の授業は、入院経験がない自分でもケアを知って少しずつできるようになるのが楽しいです。ただ、「現場で患者さんにできるのかな」という不安もあります。実習で患者さんへのケアをどう組み立てていたのか聞きたいです。

中條先生

1年生は演習で患者役と看護師役を交互にやり、立場を変換しながら気づきを次に活かせていますよ。

小野寺さん(2年生)

地域共創実習では、学内での事例演習の後に施設へ行きました。利用者の方々と運動や脳トレを行い、少しの活動でも日常生活動作の維持に繋がると分かりました。事前に施設の概要を調べておくと良いです。

持田さん(2年生)

病院実習では、指導者のもとで環境整備や清潔ケアを行いました。初日に声のかけ方ひとつで患者さんの反応が変わることを学び、以降は工夫しました。事前に薬や疾患を調べ、バイタルサイン測定などの自主練習を重ねて臨みました。

勉強やアルバイト、サークルで大忙し…
辛くなったときはご褒美と友達で乗り切れる!

中上さん(1年生)

入学して3ヶ月経ちましたが、すぐ適応できて楽しいです。高校と違い1コマ90分授業に慣れるのが最初は難しかったです。サークルや週3回のアルバイトで忙しいですが、一番大事なのは「メリハリ」だと思っています。時間が取れないときは食事や入浴時間を短縮して勉強時間を確保し、スマホを持ち込まず集中しています。

吉田さん

本学は1クラス制で人数も少ないので、4年間一緒に頑張る全員と仲良くしたいと思い、自分から色々な人に話しかけにいきました。遠方から来ている友達など、今までとは違う友達ができて楽しいです。

中上さん

今後忙しくなり演習や実習が入ると辛い時間も増えると思うのですが、そんなときにどう高いモチベーションを維持して夢に向かって努力できるのか聞きたいです。

小野寺さん

私は少し先に楽しみな予定(ご褒美)を作っておきます。「その楽しみを迎えるために今を頑張ろう」と思えます。

持田さん

私はやっぱり友達です。大変で嫌になりそうなときも、学校に来て友達と空き時間に何気ない話をしたりするのが楽しくて、それが励みになっています。

高機能シミュレーター
高機能シミュレーター

リアルタイムで撮影・録画・振り返りができる高機能シミュレーターを活用し、より実践に近い看護場面のシミュレーションを行います

リアルで実践的な演習

「筋肉注射」の演習場面。注射器や薬液アンプルなど実際の医療器具を使って、よりリアルで実践的な演習を行います!

若葉キャンパスでは3学部の学習・研究に必要な資料を所蔵。椿森キャンパスには看護の専門書と学習スペースも!

M棟

真珠貝を模した個性的な造形の椿森キャンパスには、休み時間に学生が自由に使える体育館も備えています

座談会の様子

先輩と後輩、そして教員との距離も近く、勉強、実習、大学生活についてなど気軽に相談できる雰囲気が自慢です!

M棟

看護師を目指す皆さん、椿森キャンパスでお待ちしています!

学校情報

千葉若葉キャンパス

住所 〒264-0007 千葉県千葉市若葉区小倉町1639番3
電話 043-239-2600(窓口:入試・広報課)
アクセス情報 「 植草学園大学」行きバスJR千葉駅より約35分
JR都賀駅より約15分
JR都賀駅より千葉都市モノレール「千城台」行き約6分
「千城台北駅」下車・徒歩約10分

植草学園大学 アクセス情報へ

SBC東京医療大学

SBC東京医療大学は、海と緑に囲まれ、6階学食から海を望む恵まれた環境が魅力です。健康科学部では理学療法、整復医療・トレーナー、看護の3学科で医療の専門職を育成。手厚い国家試験対策やアドバイザー制度により、教員に相談しながら安 心して学べます。低学費で追加授業料なく多彩な資格取得を目指せる点も強みです。真心ある医療人として、日本から世界へ羽ばたく力を育み、実践力と人間力を磨けます。

SBC東京医療大学
黒川 隆一 先輩

母の幼少期の夢を背負い目指す保健師
仲間とのかけがえのない時間を胸に前進

健康科学部 看護学科4年 黒川 隆一 先輩

地域のひとり親を支援する保健師を目指して夢をかなえることで、母への恩返しに

 私が看護の世界を目指したきっかけは、幼い頃に母から「小さい頃の夢は看護師になることだった」と聞いたことです。その話を通して看護師という職業に興味をもつようになり、さらに叔母も看護師として働いていたことから、看護師は私にとって身近で憧れのある仕事となりました。また、「看護師になりたい」と話すたびに家族がとても喜んでくれたことが嬉しく、その経験が看護への思いをより強くしていきました。
 私はひとり親家庭で育ち、母は仕事と子育てを一人で両立しながら私たちを育ててくれました。長男として母の苦労を身近で見てきたからこそ、「いつか恩返しがしたい」という思いを抱くようになりました。そして、その恩返しの形を考えたとき、看護師として経験を積み、将来的には保健師として地域で活動することで、母と同じように子育てと生活を懸命に支えるひとり親家庭を支援したいと考えるようになりました。
 病気やけがの治療だけでなく、地域で暮らす人々が安心して生活できる環境づくりに携われる保健師は、私がしたい看護の形にピッタリだと思いました。母が経験したような困難を少しでも減らし、誰もが安心して子育てできる地域社会づくりに貢献したいという思いが、私が看護の世界を志した最も大きな理由です。

手厚いサポートと豊富な選択肢のある環境
仲間との何気ない会話が忙しい生活の癒しに

 本学の看護学科の特徴は、在学中に看護師だけでなく保健師・養護教諭の資格も取得を目指せることです。保健師は看護学科を卒業した後に保健師養成所で取得することもできますが本学では同時に必要単位を取得し、卒業することも可能です。将来のライフイベントによって働き方を変えなくてはならなくなった場合、看護とは別の国家資格をもっていることはとても強みになります。自分にあった働き方を見つける際のもう一つの武器としてとてもおすすめします。また、アドバイザー制度というものがあり、担任の先生のような存在の先生が就活や国家試験勉強をサポートしてくれるのも特徴です。生活の悩みや勉強の不安を親身になって聞いてくれるので気軽に相談ができる環境で学べます。
 大学生活の中で一番楽しいと感じる瞬間は、友達との空きコマや登下校の時間です。看護は必修科目が多いため、学校にいる時間も自然と長くなります。授業の合間に友達とたわいもない話をしたり、一緒に過ごしたりする時間は、忙しい日々の中で大切な時間です。振り返ってみると、何気ない会話や笑い合った時間こそが、自分の中で一番楽しい思い出になっていると感じます。一方で、今一番苦労していることは就職活動です。大学を決めたときよりも悩むことが多く、将来長く働く場所になるかもしれないと思うと、簡単には決められないため苦労しています。それでも、自分に合う環境を見つけたいです。

さまざまな刺激を受ける多様な授業
半年間の実習は大きな成長の機会に

 健康生活支援論という保健師課程の学生が受ける授業が特に気に入っています。高校生の頃からグループワークをする授業が大好きで、チームで何かを完成させるために話し合ったり、時には授業時間外に残って関係ない話をしながら課題に取り組む時間は、今となってはとても楽しい瞬間でした。また、仲間の意見を聞くことで自分では思いつかない考え方にも触れられ、とても刺激になりました。看護以外の授業だと、世界の歴史と文化という授業が面白くて気に入っています。先生が実際の外国のお金や布、本などを持ってきてくださり、実物を手に取り、見ながら歴史を学んでいく授業は頭に入りやすく、とても楽しく学べました。
 大変だったと感じた授業は、半年間にわたる領域別実習です。基礎実習とは異なり、患者さんへのケアを主体的に実践する機会が多く、毎日の情報収集やそれをもとに総合的に考えること、看護計画の立案・実施・評価を行う必要がありました。また、慣れない環境で患者さん一人ひとりの状態や思いに合わせた看護を考え、限られた時間の中で行動することに難しさを感じました。さらに、実習記録や事前学習との両立も必要で、体力的・精神的に大変な日々でした。しかし、多職種の方々との連携や患者さんとの関わりを通して、相手の生活背景を踏まえて支援することの大切さや、看護師として必要な判断力・責任感を身につけることができ、自身の成長に繋がった実習でした。

目標は子どもたちの安心と成長を支える保健師
進路に悩んだら『本当に楽しい』道を

  現在の目標は、特別区(東京都23区)の保健師として地域住民に寄り添い、安心して子育てができる地域づくりに貢献することです。私は、子育て中の保護者が孤立せず、困ったときに気軽に相談できる環境を整えることが重要だと考えています。特に、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行い、虐待の予防や早期発見・早期支援に繋げることで、子どもたちが安心して成長できる社会の実現に貢献したいと考えています。一人ひとりの生活背景や思いを尊重しながら信頼関係を築き、地域の関係機関と連携し、多様な家庭を継続的に支えられる保健師になることを目指しています。
 これからどの進路を選ぶのかは人それぞれだと思います。私が進路として「大学」を選んだ理由は、多くの人と関わり、たくさんの繋がりができる環境があると思ったからです。人との繋がりは、どんな道を進んだとしても一生の宝になると思っています。看護に限らず、どの職業でも大切なのは人と協力しながら仕事をしていくことではないでしょうか。もし、何かに迷ったときは周りの人をたくさん頼り、自分が本当に楽しいと思える道を選択していってください。大学生活はとても楽しいです。その中で出会う経験や人との関わりも、自分を成長させてくれます。進路を選ぶその時だけ、人生で一番悩んでください。どんな道でも応援しています。

基礎看護演習室
基礎看護演習室

療養生活を安全で、安楽に送れるように援助するための看護技術や、医療行為を行ううえで必要な専門的技術を学ぶ実習室です

母性・小児看護演習室
母性・小児看護演習室

母性看護学及び小児看護学に特有な看護技術を学習する実習室です

成人・高齢者看護演習室
成人・高齢者看護演習室

救命措置や酸素療法に必要な物品が揃い、急性期の患者様の援助方法などを学ぶことができます

学食テラス
学食テラス

海を眺めながらのランチタイム、最上階に学食を設け、テラスと全面ガラス張りの極上空間を提供します

日常生活動作室
日常生活動作室

世界中で最も普及している、動的筋力測定・トレーニング装置「バイオデックス」を導入しています

トレーニングルーム
トレーニングルーム

授業以外の時間は自由に使用することができ、学生や教職員はじめ柔道部の選手も使用し、筋力アップを目指しています

学校情報

新浦安キャンパス

住所 〒279-8567 千葉県浦安市明海5丁目8-1
電話 047-382-2111(窓口 : 入試課)
アクセス情報 JR武蔵野線・京葉線 新浦安駅からバス10分・徒歩25分

SBC東京医療大学 アクセス情報へ

東京医科大学

1916年に建学した東京医科大学は100年を超える歴史を誇ります。建学の精神である「自主自学」のもと、主体的に学び社会に貢献できる医療人の育成に取り組んでいます。また東京都新宿区に位置し、都心で最先端医療を学ぶことができます。また、3つの附属病院があり、充実した教育と研究環境、幅広い臨床実習を実践しています。

東京医科大学
落合 凜乃 先輩

祖父の入院で気づいた看護師の偉大さ
仲間と支え合い理想の看護師を目指す

医学部 看護学科3年 落合 凜乃 先輩

強く印象に残ったのは視野広く臨機応変に
患者と接する看護師の姿

 私が看護師を目指したきっかけは、祖父が膀胱がんを患ったことです。治療や入院生活の中で、祖父は病気や体調の変化、退院後の生活に不安を抱えていました。また、そばで支える祖母の姿を見て、病気は患者さん本人だけでなく家族の生活にも大きく関わるのだと感じました。この経験から看護に関心をもち、看護体験に参加しました。看護体験では、患者さんの病状に応じてコミュニケーションの方法を変えている看護師の姿が印象に残っています。発語が難しい患者さんには、手を握ったり表情や頷きから気持ちをくみ取ったりするなど、非言語的な関わりを通して信頼関係を築き、意思疎通を図っていました。また、患者さんの好みや自宅での生活、普段の過ごし方を会話の中から把握し、それを看護に生かしている姿も印象的でした。決まった援助を行うだけでなく、一人ひとりに合わせて関わることが看護の大切さだと感じました。大学に入ってからも、授業や演習を通して、疾患だけでなく患者さんの生活背景や家族の思いを捉える力が必要だと学び、看護師になりたいという気持ちがより強くなりました。私も、患者さん一人ひとりの不安や思いに気づき、その人らしい療養生活を支えられる看護師になりたいです。

多面的・実践的に学べる環境で、
文武両道の充実した生活を送っています

 私が皆さんに紹介したい本学の特徴は、ICT教育やシミュレーション教育が充実しており、実践的に看護を学べることです。授業ではiPadを活用して意見を共有したり、グループワークを通して友人と考えを深めたりする機会があります。自分一人では気づかなかった視点を知ることができ、患者さんへの関わり方を多面的に考える力に繋がっていると感じます。また、シミュレーターや模擬患者を活用した演習も行われており、実際の医療現場に近い状況の中で、観察・判断・援助の方法を学ぶことができます。例えば、術後の早期離床の演習では、患者さんの状態を確認しながら安全に援助を進める方法や、痛みへの不安を抱える患者さんへの声かけについて考えました。知識を覚えるだけでなく、患者さんの病状や思いに合わせてどのように行動するかを実践的に学べる点が、この大学の大きな魅力だと思います。
 大学生活で楽しいことは、部活動です。私はバスケットボール部のマネージャーをしています。本学は医学科と看護学科が同じキャンパスにあるため、学科を越えて関わる機会が多く、部活動も盛んです。練習や試合を通して、同じ目標に向かって本気で取り組む仲間を支えることができ、学生生活の中でとても充実している時間です。看護学科だけでなく、医学科の学生とも交流できるため、大学内での繋がりが広がることも魅力だと感じています。
 一方で、苦労していることは勉強との両立です。看護の学習は課題が多く、実習が始まると記録や事前学習に時間がかかるため、忙しさを感じることがあります。特に実習では、実際に患者さんと関わる責任があるため、緊張や難しさを感じる場面もあります。しかし、患者さんとの関わりを通して学べることは多く、大変さの中にも看護を学ぶやりがいを感じています。

臨場感のある母性看護学の授業が魅力
難しい授業も成長の糧にして

 私が気に入っている授業は、母性看護学です。母性看護学では、妊娠・出産・産褥期の母子への看護について学ぶだけでなく、シミュレーターを活用した実践的な授業も行われています。出産の様子を再現できるシミュレーターでは、陣痛から分娩までの流れを実際に近い形で学ぶことができ、教科書だけでは想像しにくい場面を臨場感をもって理解することができました。また、NICUで働く看護師の方を招いた授業や、助産師の資格をもつ先生方による熱意のある授業を通して、母子の命を支える看護の責任とやりがいを感じました。オープンキャンパスでこのようなシミュレーターを見学したことが、本学を志望するきっかけの一つでもあります。入学後に実際の授業でさらに深く学ぶ中で、母性看護への関心がより高まりました。
 一方で、看護過程に関する授業には多少苦戦しています。患者さんの情報を整理し、疾患や症状だけでなく、生活背景や心理面も含めて総合的に思考を巡らせることは簡単ではありませんでした。最初は、どの情報に注目すればよいのか、どのように看護問題や看護計画に繋げればよいのか分からず、難しさを感じることが多くありました。また、授業ではグループで看護計画を立案する場面も多くあります。友人と意見を出し合うことで、自分では気づかなかった視点を知ることができ、患者さんを多角的に捉えながら、より個別性の高い看護計画を考えられるようになりました。さらに、立案した計画をもとに実際に演習で援助を実施する機会もあり、計画を立てるだけでなく、患者さんへの声かけや安全面への配慮を実践的に学ぶことができました。大変ではありますが、患者さん一人ひとりに合った看護を考える力を身につけられる授業だと感じています。

理想は“安全・安楽を守る看護師”
夢に向かって支え合える仲間は大きな存在

 現在の目標は、実習を通して、患者さん一人ひとりに合った看護を考え、実践できる力を身につけることです。特に急性期では、患者さんの容態が日々変化するため、その変化に気づく観察力や、状態に応じて看護を考える力が求められると感じています。授業や演習では、疾患や治療の知識だけでなく、患者さんの生活背景や心理面、家族の思いにも目を向けることの大切さを学んできました。今後の実習では、これまで学んだことを生かし、バイタルサインや表情、言動などから患者さんの状態を丁寧に捉えられるようになりたいです。また、患者さんの状態や思いに合わせて、より個別性のある看護計画を立案し、安全で安楽な援助に繋げられるよう努力したいです。将来は、患者さんや家族が安心して治療や療養生活を送れるよう支えられる看護師を目指しています。
 看護の勉強は覚えることが多く、課題や実習で大変に感じることもあります。しかし、本学は勉強だけでなく大学生活も楽しめる環境がある大学だと思います。授業や演習、部活でも友人と協力して学ぶ機会が多く、支え合える仲間の存在は大きな力になります。最初は不安もあると思いますが、本学では看護の学びも学生生活も充実させながら成長できると思います。看護師になりたい気持ちを大切にしてほしいです。

第1校舎
第1校舎

伝統と歴史を受け継ぐ、大学を象徴する校舎です

シミュレーションルーム
シミュレーションルーム

実際の医療現場に近い環境で学べる高性能シミュレーションルーム

第一看護学科棟
第一看護学科棟

看護学科の学生が講義や演習を行う建物です

記念会館
記念会館

授業やクラブ活動で利用される、明るく広々とした体育館です

東京医科大学病院
東京医科大学病院

西新宿駅と直結した都市型の大学附属病院。ここで最先端医療を学ぶことができます

グラウンド
グラウンド

クラブ活動や学生の憩いの場として活用されています

学校情報

新宿キャンパス

住所 〒160-8402 東京都新宿区新宿6丁目1番1号
電話 03-3351-6141(窓口:アドミッションセンター)
アクセス情報 東京医科大学アクセス情報へ