合格ガイド 巻頭特集 WEB版 ena新セミスタッフが行く!看護医療系大学訪問記
医療看護系の職業に就くには、養成課程をもつ学校で専門的な知識と技術を身につけ、国家試験に合格する必要があります。そして、一口に養成課程といっても学校ごとに特徴が大きく異なり、描ける将来像も変わってくるのが看護医療系の学校なのです。そこで、看護医療系の入試について知り尽くしたena新セミのスタッフが、いくつかの看護医療系大学を訪問し、大学の方にお話を伺ってきました。通っている学生の雰囲気から学びの体制まで、実際に行ってみたからこそお伝えできる貴重な情報をお届けします。ぜひ、志望校選びの参考にしてみてください。
順天堂大学
1838年(天保9年)に設立の日本最古の西洋医学塾の流れをくむ順天堂大学。医療看護学部も、1896年(明治29年)に開設された看護婦養成所から123年という長きにわたり、伝統的な『仁』を基本とした教育を行ってきました。ena新セミの髙橋智晴が、岩渕先生と、その教え子でもある池田先生のお2人を訪ねました。

「仁」の精神のもと 明るく人柄の良い学生たちが集う
岩渕先生
学内をご覧になってみて、いかがでしたか?
髙橋
キャンパス内ですれ違う学生さんが、みんな明るく挨拶をしてくれるのが気持ち良かったです。
岩渕先生
本学は創立以来、常に他者の気持ちを思いやり慈しむ「仁」の心を大切にしてきました。昔から、集まってくる学生にも、明るい性格で人柄の良い子が本当に多いです。これは本学の自慢の一つです。
池田先生
実は私は本学のOGで、しかも岩渕先生の教え子なのですが、在学中から学生の明るい雰囲気は変わらないですね。居心地の良い大学です。それから、教授陣の温かさと熱意も、伝統的に変わっていないと感じます。
看護師に加え、助産師や保健師なども目指せる
髙橋
学食でもちょっとしたスペースでも、いたるところで勉強をしている学生さんの姿が印象的でした。先ほどの助産師志望の学生さんたちも、熱心でしたね。
池田先生
試験前ということもありますが(笑)、しっかり勉強している子は多いです。助産師を目指している学生たちは、試験等で選抜された10名程度のメンバーなので、特に優秀で熱意があります。彼女たちは、間もなく始まる実習に向けて頑張っていましたね。
髙橋
看護師の国家試験受験資格に加えて、助産師や保健師も目指せるというのは強みですね。保護者の方が、熱心にこちらに進学させたがるでしょう。
池田先生
そうですね。助産師は、10例のお産を経験しなくては国家試験受験資格を得られないので選抜制ですが、保健師は希望すれば全員科目の履修が可能です。希望者全員が保健師の国家試験受験資格を得られるのは、千葉県内でも千葉大、千葉県立保健医療大、本学の3校だけ。そのため、中央線沿線などから、1時間半以上かけてここに通ってくる学生も少なくないです。
髙橋
なるほど。しかも順天堂大学系列の附属病院への就職も多く、心強いですね。
岩渕先生
学生の8割以上が本学附属病院に就職しています。そこでの初めの3年も含め、本学において、言わば「7年一貫教育」を行う心算で、学生さんをお預かりしています。
髙橋
保護者の立場からは、安心感が違いますね。
池田先生
国家試験対策のサポート体制の手厚さにも自信があります。4年生の後期には補講がありますし、成績が振るわない学生にはマンツーマンで指導がなされています。
岩渕先生
国家試験対策の教員からは、正月返上も辞さないような熱意が感じられます。
最先端のICT環境も魅力
髙橋
人による指導が徹底してなされている一方で、CALL教室や中継授業のしくみ、シミュレーター、演習室のモニタなど、ICT環境も充実していますね。
岩渕先生
キャンパス内では自由に無線LANを使ってインターネットに接続できますし、CALL教室や図書館のPCを使ってレポートの作成や文献検索ができます。
池田先生

アクティブ・ラーニングにも力を入れています。どの教室にも人数分のレスポンス・アナライザーが用意してあり、学生の反応が即座にわかります。意見を求めたり理解度をはかったりしながら双方向で講義を進められるのです。また、各演習室や遠隔の他キャンパスと中継を結んでの同時授業や討論もできるようになっています。
入試では将来の医療者としての心構えが問われる
髙橋
非常に人気のある御校ですが、受験についてもお聞かせください。
岩渕先生
推薦入試でも一般入試でも、全体的に、将来医療者となるための「『仁』に共感できるか」を重視しています。
池田先生
特に面接では人柄を重視します。「心根が基本」だと思っているので、極端な話、ペーパーテストが1番や2番でも、面接をして順天堂の求める人となりや感性と教養に合致しない場合には不合格になることもあります。
岩渕先生
一方で、文系からの受験にも門戸は開いています。看護師になりたいという想いがあるのなら、臆せずにチャレンジしてほしいですね。

順天堂大学には、全国に6つの医学部附属病院があり、それらの6病院全てに看護臨床教員がいて、医療看護学部の学生の教育・指導に当たっています。看護の実践力を身につけられる体制で、この学校の強みです。

母性看護実習室では、助産師を目指す学生たちが自主的に練習をしていました。

在宅看護実習室の奥の和室で、担当する地域の地図や資料とにらめっこ。

コンピュータを用いた双方向型の講義・演習や視聴覚実習が可能な教室。

「資料を机上に置きながらキーボードを打てるようになっています。新セミにも欲しい(笑)!」(髙橋)

大勢の学生が熱心に勉強をしていました。

1学年全員が一斉に学べる歴史ある階段教室。「私の学生時代は講堂で、戴帽式もここでやりました」(池田先生)

遠距離通学率が比較的高く、JR新浦安駅からキャンパスまでは自転車を利用している学生も多いので、駐輪スペースもたっぷり確保されています。
湘南医療大学
「人を尊び、命を尊び、個を敬愛す」を建学の理念として、2015年4月に開学した湘南医療大学。患者さんの心に寄り添った「チーム医療」を行える人材を育成しています。副学長で保健医療学部長でもある寺本明先生と、入試事務室の成田光昭さんに、ena新セミの渡邉希がお話を伺ってきました。

世の中に貢献できる 患者さまの気持ちに寄り添える医療人を育成
渡邉
新設のきれいなキャンパスに、明るく挨拶をしてくれる学生たち。受験生に人気があるわけですね。私たちも安心して教え子を送り出せます。
寺本先生
ありがとうございます。人を大事にすることは医療の本質ですから、礼儀の面も指導しています。学生同士もとても仲が良いですね。
成田さん
明るくて素直なタイプの学生が多いので、学内にもとても温かい、医療の大学らしい雰囲気があります。
寺本先生
医療人には「生涯研修」という心構えが必要です。勉強すればするほど、技能を磨けば磨くほど、人の役に立ち、社会貢献ができる。医療に必要な「知識」「技能」「態度」の3つの要素を身につけることは大前提ですが、私たちは単なる専門家ではなく、患者さまの気持ちに寄り添える医療人を育てたいと考えています。
渡邉
なるほど。となると、受験でも人物を重視していると考えてよいでしょうか?
寺本先生
もちろん、ペーパーテストでは、ある程度の点数は必要ですね。ですが、多少ペーパーテストが振るわなくても、それは「伸びしろがある」ということだと捉えています。
成田さん
面接では、医療人になりたいという気持ちやコミュニケーション能力などを重視して評価するようにしていますね。
一人ひとりを大切にする指導体制と ふれあいグループの強み
渡邉
この春、初の卒業生が巣立ったわけですが、初年度にして、高い国家試験合格率でしたね。
寺本先生
1期生はお手本となる先輩がいない中、一生懸命頑張ってくれました。私や学長も何度か学生たちに檄を飛ばしましたし、秋頃からは学校一丸となって皆で国家試験を乗り越えようという雰囲気になっていました。
成田さん
模試の結果で伸び悩む学生たちのケアに特に力を入れました。アットホームな環境で、先生たちが全員の学生を把握しているからこそ、一人ひとりを大切に、責任をもった指導ができたと考えています。
渡邉
進学してからも安心できる環境ですね。
寺本先生
進学後の安心と言えば、「ふれあいグループ」の存在は本校の強みです。実習先として病院・クリニック等もありますから、安心して学びに専念できます。就職についても同様です。
成田さん
グループ病院での実習は、学生と受け入れ先の双方にメリットがあります。本学の学生を歓迎ムードで受け入れてくれますし、いずれ同僚になるかもしれない学生だということもあるのでしょう。とても親身に指導してもらえる……。
寺本先生
人生は「縁」です。アンテナを高くして努力していれば、自ずと良い「縁」がやってくる。それはふれあいグループ内でも同じです。「縁」あって本学にきた学生たちを大切にしていきたいと考えています。
グループの強みを活かしつつ、幅広い活躍のステージを用意
渡邉
看護学科とリハビリテーション学科の2学科構成というのも、これからの「チーム医療」を見据えてでしょうか?
成田さん
そうですね。4年次には全員が必修で「チーム医療論」という科目を履修します。また、アットホームな大学なので、学校全体で学生同士の仲が良く、連携もスムーズです。
寺本先生
私たちは、この先の神奈川県を中心とした医療をグループ全体で担っていこうという覚悟でやっています。ですから、今春には助産師を目指せるコースもある大学院を開設しました。そして薬学部の開設も構想中です。今後の湘南医療大学にぜひ期待いただきたいと思います。
渡邉
ますます幅広く、今後の医療を担っていく人材を育成していくわけですね!

各学科の解剖学の授業では、学生たちがクラフトモデルや毛糸を使って、自分たちで骨格と筋肉の人体模型を作成。少人数制できめ細かに学べる環境だからこそできることです。
「人体についてバッチリ頭に入りますね」(渡邉)
「先生たちも本当に工夫して授業を行っていますよ」(成田さん)

平日は21時30分まで開館している図書館は、北欧の図書館を模した円柱状の建物で、グループ学習室なども完備しています。

1学年160名全員が一斉に授業を受けられる大講義室。「総合教育科目」など学科共通の科目で使われます。

理学療法学専攻の学生たちが自主的に集まり、試験に向けた勉強をしていました。

まるで高級ホテルのような立派なエントランス。通学の足取りも軽くなることでしょう。

グループに病院がある大学だからこそ! 医療設備も本格的、かつ最新のものがそろっています。

何とランチはどれも350円! 学生たちの憩いの場としても大人気です。

廊下には、福祉施設での実習を終えて、学生たちが作成したまとめが貼り出されていました。

副学長で保健医療学部長でもある寺本明先生からは、学生たちへの深い愛情が感じられました。
東京情報大学
明治時代以来の伝統をもつ東京農業大学の流れをくみ、1988年に日本初の「情報」を冠した大学として誕生した東京情報大学。2017年に、新たに看護学部を設置しました。同校看護学部が目指す「情報と看護の融合」とは? ena新セミの関口文一が、入試広報課の長嶋隆一さんと結城百可さんに、詳しく教えていただきました。

遠隔看護実践研究センターで医療の未来を変える
長嶋さん
キャンパスを一通りご覧になって、いかがでしたか?
関口
新設ということもあり、施設・設備はいずれも最新できれいですし、充実した環境で学ぶことができますね。それから、やはり遠隔看護実践研究センターは画期的だと感じました。
結城さん
遠隔看護実践研究センターでは、患者さんの健康情報を医療者がリアルタイムで把握し、遠隔地から必要な支援を判断できるといった医療の実用化を目指しています。これを活用することで、医療の地域間格差の是正、患者さんやご高齢の方のQOLの向上、介護者・医療者の連携の円滑化、家族の負担軽減など、様々な効果が期待できます。
関口
遠くにいる高齢者の健康状態が正確にわかるのは、家族にとってもありがたいですね。
長嶋さん
超高齢化社会にあって、在宅看護の充実は日本の急務です。この技術を使えば、自宅にいながらにして、病院のような安心感が得られます。
結城さん
日本では今、85%以上の人が病院で亡くなっています。でも実際は、住み慣れた自宅で最期まで暮らしたい人は多いのです。一方、医療費の高騰、病院・介護施設の病床数不足などの問題もあり、在宅医療や訪問看護のニーズは高まっています。ですが、訪問のできる看護師は足りない状況です。
関口
看護師になるというと、病院で働くことをイメージしがちですが、それだけではない看護師像も、これからは求められるということですね。
~「情報」と「看護」の融合~ 東京情報大学が看護学部を設置した意味とは?
関口
ところで、「何で、東京情報大学が看護学部を?」というのは、やはり皆さん疑問に思われるところですよね。
長嶋さん
本学はこれまでも、「未来を切り拓く」を教育理念に、激変する時代を生き抜く力をもった未来志向の人材育成に取り組んできました。本学の情報分野の知見を医療に応用し、社会に貢献したいという想いから、看護学部を開設したのです。
結城さん
遠隔看護では、まずはデータを読み解く力が必要です。ですから、「データを見て活用できる看護師」を育てます。そして、訪問看護の現場では一人で状況判断をし、行動しなければなりませんから、現場で適切な状況判断のできる力も必要です。それが本学の考える「たくましい看護師」像です。
長嶋さん
これからの医療を考えたとき、遠隔看護は、看護業界全体に必要なものになると思っています。その最先端の研究を本学では行っているのです。
「地域医療」「訪問看護」「情報と看護の融合」 これらにピンときた受験生が、全国から結集中
関口
先ほど、実習室は大規模災害の際には避難所や医療機関としても使えるとのことでしたが?
長嶋さん
地域と共に在る大学でありたいのです。大学の研究成果や財産は、学内で完結するのではなく、広く社会や地域に還元されなくてはならないと考えています。
結城さん
地域を対象としたイベントも頻繁に実施しており、「看護学部があるなら子どもを入学させたい」と言ってくださる方もいます。地域との関係は良好です。
関口
どんな学生に受験してほしいですか?
結城さん
「新しいことをやりたい!」という意欲をもった方に受験していただきたいですね。
長嶋さん
本学では、初年度授業料の半額が免除されるプレゼンテーション型の「未来創造型AO入試」を行っています。全国から受験生が集まりますが、この制度で入学した学生や、看護学部1期生である現3年生からは特に、「一緒に新しい学部の歴史を創っていこう!」という意欲を感じます。
結城さん
総合情報学部からは、起業する学生も出ています。彼らと組んで、看護師や保健師の資格を武器に社会起業をするような学生が出てくることにも期待しますね。
長嶋さん
新卒で就職するのは病院かもしれませんが、ライフステージが変化したときには地域に立ち返って働くこともできる。そんな柔軟性とバイタリティのある看護師に、本学でならなれると思います。

小さな装置に指先を挟んでわずか10分で、血圧や脈拍はもちろん、血管年齢や感情までのモニタリングが完了します。これが普及すれば、在宅医療の形が大きく変わっていきますね。

情報と看護の融合で医療の未来を変える。そんな最先端の研究が行われています。

この小さな装置で、健康状態が詳細にわかります。

ナースステーションも完備。災害時には救急病院として使用できる機能も備えた実習室です。

ケーススタディなどに使われる演習室は9部屋。空いている演習室には、自主的に集まって勉強をする学生たちの姿がありました。

看護実習棟の各階には、自習や休憩のスペースとなるラーニングラウンジがあり、学生たちの交流の場にもなっています。

一般の住宅や公民館の仕様になっていて、災害の際には避難所に転用可能です。

周産期看護、小児看護などの実習設備があるほか、地域のお祭りやイベントの会場に使われることも。
文京学院大学
「自立と共生」を建学の精神とし、2024年には創立100周年を迎える文京学院大学。総合大学の利点を活かし、医療の世界にとどまらない幅広い教育を行っています。文京学院大学を知り尽くした入試広報センターマネジャーの小泉拓也さんに、ena新セミの髙橋智晴がお話を伺いました。

様々な学生と出会い、多様な価値観に触れられる環境
髙橋
キャンパスを見学させていただきましたが、学生の雰囲気が、看護医療系の単科大学などとは少し違いますね。男子学生も多いですし。
小泉さん
そうですね。看護学科の学生からもよく、「他の看護の学校へ入学していたら絶対に出会えないようなタイプの人と知り合えたのが良かった!」という声を聞きます。
髙橋
医療者になったときのことを考えると、学生のうちから様々なバックボーンの人と接し、多様な価値観に触れられることは大切ですね。
小泉さん
「チーム医療」も大切にしています。保健医療技術学部では、4学科とも1年次はふじみ野キャンパスで学びます。保健医療技術学部4学科合同の授業があり、さらに4年次には、医療現場で求められる他職種との協働について学びます。チームで様々な事例に取り組み、「どうしたら本当に患者さんにとって一番良いか?」を考えていきます。
髙橋
ふじみ野キャンパスには、人間学部もありましたね。
小泉さん
心理や福祉、保育・幼児教育を学んでいる学生からも刺激を受けているようです。
髙橋
それは将来に活きてきますね。
小泉さん
本学は、総合大学でありながら学生数5,000名ほどの規模です。学部・学科間の連携が取りやすいので、このようなことも可能になっています。
髙橋
少人数のきめの細かさと、総合大学のメリットの言わば「良い所取り」なのですね。
これからの時代に活躍できる強さとグローバルな視点をもった医療者を育成
小泉さん
きめの細かさ、面倒見の良さは、本学の自慢です。また、創立以来の「自立と共生」という姿勢が結実したのが、理学療法学科の学生が立ち上げたスポーツトレーナーサークル「SPOLEC(スポレック)」や「五街道ウォーク」などのプロジェクトです。
髙橋
実践教育やグループワークを大事にしているからこその、学生たちの自発的な取り組みですね。
小泉さん

さらに、BUNKYO GCI(全学部横断型グローバル人材育成プログラム)も実施しています。これは全学部の志望者から選抜された学生が、自分の専門と並行して履修するカリキュラムです。これからの医療者は、国内にいたとしても外国人の患者さんと接する機会も増えるでしょうし、また、先端の医療情報を海外から得る必要もあります。
髙橋
保健医療技術学部のカリキュラムにも海外短期フィールドワークがありますね。世界を視野に入れたチーム医療の実現を目指しているわけですね。
小泉さん
はい。私たちは、「総合大学だからこその国際感覚をもった医療人」を育成したいと思っているんです。
看護師国家試験合格率100%! それを支える対策とは?
髙橋
なるほど。ところで、よく保護者からは、「附属病院のない学校だと、就職先が不安」という相談を受けるのですが、そのあたりはいかがでしょうか。
小泉さん
本学は日本医科大学と協力協定を結んでいます。また、就職先として総合病院を希望する学生が多いのですが、学生時代に他の医療職との連携をしっかり身につけていることが、このときに活きてきます。
髙橋
看護師の国家試験合格率が100%ですね。
小泉さん
国家試験には、学科全体で「みんなで合格しよう!」を合言葉に臨んでいます。また、普段から教員1人に対して、学年をまたいだ少人数のグループで勉強会を開くなど、本当に熱心です。
髙橋
学生の縦のつながりもここでできるのですね。
小泉さん
そうですね。本学は「永久サポート大学」を目指しています。卒業生の技術を磨くフォローアップコースや卒後セミナーなどを用意し、教員と卒業生と在学生とが、ともに高め合い、成長していける体制をつくっています。
髙橋
卒業生が一生愛着を持って戻って来られる大学。とても良いですね。

ふじみ野キャンパスで学ぶ1年次に、4学科共通の授業があり、さらに4年次には「チーム医療論」の授業があるのが特長。現場に出たときに必要になる他の医療職との連携を早い段階から学ぶことができます。

理学療法学科の授業風景。天井から吊るしたロープで身体を支えて治療を行う、ノルウェー発祥のスリングセラピーを勉強中です。

籐細工、機織り、革細工、料理、アロマ、メイクなど、作業療法で使用する作業の幅は広く、自分の特技を活かすこともできます。

高い志で、学んだことを即実践!理学療法学科の学生たちが立ち上げた団体で、学内はもちろん学外のスポーツイベントでも活動中です。

医療の入り口となる検査。そこで必要とされる確かな技術力と知識を、最新機器の揃う環境と450時間に及ぶ豊富な臨地実習で養います。

確かな実践力はもちろんのこと、患者さんに心から向き合える看護師を目指し、学科全体で切磋琢磨していきます。

約20万冊の蔵書を誇る図書館。DVD観賞ができるAVコーナーや自習スペース、コンピュータを完備した「マルチメディアラウンジ」、グループ学習のできる「LEARNING COMMONS」などが学生に大好評です。